2017年11月28日 13:00
最新ラブストーリー『パーティで女の子に話しかけるには』注目の理由は?
最初の段階からこの役にはエルを考えていましたか?
監督
キャスティングのときは他の女優も一瞬考えたけど、『ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界』という作品を観たときに彼女しかいないと確信し、一度たりとも後悔することはなかったね。一緒に仕事をしていても楽しくて仕事がしやすいし、これからの世代の大女優になっていく存在になっていくと思うよ。
「ただ者ではない」とも感じたそうですが、監督から見たエルの魅力を教えてください。
監督
彼女は本当にいつでも気持ちをオープンにさらけ出せて、自分の感情にアクセスすることができる女優なんだ。俳優によっては、ものすごい準備が必要だったり、監督が褒めてくれたりしないとダメな人もいるんだけど、彼女にはそういうことが全然必要なくて、自立しているから深くコラボレーションしてくれるんだよ。
たとえば、感情をすごく表現しないといけないシーンでも、5秒でゼロから120キロくらいのスピードを出せるんだ。後半にザンが自分の惑星に帰るか悩むシーンでは、「ちょっとだけ時間をください」と言われたけど、そのあとにエルがある大事なセリフを言ったときに僕はそこがこの映画の核だなとすぐに思ったよ。