くらし情報『現金主義の日本で「キャッシュレス化」はどこまで進むか?』

2018年1月12日 20:00

現金主義の日本で「キャッシュレス化」はどこまで進むか?

日本クレジット協会によるクレジット統計2016年版によると、日本のカード決済は約18%。スウェーデン、アメリカの40%以上、50%を超えるイギリスと比べると、先進国のなかでは異例といえるほど現金主義なんですね。

ヨーロッパでは、北欧のキャッシュレス化が最も進んでおり、スウェーデンは現金の残高を国家としても減らしています。また、EUの中央銀行は2018年末で500ユーロ紙幣の発行を停止することを決めました。

キャッシュレスの利点は、便利で決済が早く済み、無駄もなくなること。銀行から引き出したり送金する時の手数料もかからなくなります。現金の高額取引はマネーロンダリングを生みますし、電子マネーならば、お金の動きを把握しやすく、犯罪防止にも役立ちます。ロンドン五輪ではフィンテックにより、交通も商品購買もカード1枚で決済できました。
2020年に向け、日本のキャッシュレス化がどこまで進むのか、気になるところです。
現金主義の日本で「キャッシュレス化」はどこまで進むか?

堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

※『anan』2018年1月17日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子

(by anan編集部)

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