2018年1月20日 11:00
「コンビニの店員さんありがとう」でもいい! 書道家・武田双雲の“運の乗り方”
僕は人と運は、磁石みたいなものだと思っていて、良い状態であれば、いい運を呼び寄せるし、逆にネガティブな考えにとらわれてしまうと、悪い運しか来なくなると思う。なので、いい運を呼び込むにはまず、自分を“良い状態”にすることが第一歩だと思います」
自分自身を心地よい状態に整えるために、人は様々な行動をするものですが、“文字を書く”ということも、そのうちの一つ。
「僕にとって“書く”のはとても気持ちがいい行為。墨を磨(す)るときの香りが好きなので自然に深呼吸をしますし、半紙や筆の心地よさを味わいたいので、自然に大切に扱います。そして丁寧に文字を書く。その一連の所作を繰り返すうちに心が整い、結果、良い運気を呼び込める自分になる気がします。また文字を書くということは、内なる思いや願いを字に込め、時を止めて固めることともいえます。文字を認めることでポジティブな思いがより強くなり、そのことがより良運を招く力になる。
ぜひ皆さんも、そんな気持ちで書くことと向き合ってほしいです」
書を通して幸せになる、「双雲流メソッド」
【1】「書く=気持ちいい」という感覚を得られる
「僕自身、書くことが気持ちいいから好きな側面もあるので、筆記用具さえあれば常に何かを書いてます。