2018年2月15日 17:00
イ・ビョンホンが大絶賛! 衝撃的すぎるシナリオの中身とは?
なので、みなさんもシドニーに行けば、意図していなくても私たちが撮影で使った場所に行くことになるとは思いますよ(笑)。
あと、オーストラリアはとにかく自然が豊かなところなので、都市部もいいんですけど、海辺もすごく素敵ですね。ラストシーンではタスマニアに行くという設定ですが、時間と費用が足りなかったので、実はメルボルンで撮影をしているんですが、そのあたりも大自然が素晴らしいところですよ。
異国での撮影では、現地スタッフと韓国のスタッフをまとめることや限られた時間のなかでのやりくりが大変だったという監督ですが、そもそもいまだ男性社会といわれている映画業界において女性であることで困難にぶつかったこともあるはず。
女性監督だからこそ感じる苦労もありますか?
監督
この映画が公開された当時、韓国でもよく聞かれましたが、そのときは「あまりよくない状況があります」ということはなかなか言えませんでした。日本も同じかもしれませんが、まだまだ女性監督というのは少ないですよね。私もそのひとりとして考えてみると、目に見える差別よりも隠されたところにある差別というものを時々感じることはあります。
ただ、韓国ではいまフェミニズムに関する話題が加熱しているので、これから変わってくるのではないかと思っているところです。