2018年2月15日 17:00
イ・ビョンホンが大絶賛! 衝撃的すぎるシナリオの中身とは?
でも、イ・チャンドン監督のもとで勉強していくなかで、何を見せるかということ以前に「人間とは何か」ということについて悩んだり、人間を見つめる眼差しが大事なんだということを教えていただきました。なので、生きている人たちに対する視線が変わったというのが、一番大きな影響を受けた点ですね。
そうして作られた脚本に対して、イ・ビョンホンさんは「10年ぶりに素晴らしい小説を読んだかのような、心に深く響く作品」と大絶賛。実際に脚本を読んだあとはその余韻でしばらく呆然としてしまったそう。
イ・ビョンホンさんから高く評価されたことに関してはどう感じましたか?
監督
私が思っている以上に褒めていただいたので、「褒められすぎだな」と思って、それもプレッシャーにはなりましたね(笑)。というのも、私は新人監督ですし、これまでのフィルモグラフィーをまったく知らない方たちからは、「どうしてそんなに大騒ぎしているんだ?」と言われていたからなんです。
ただ、イ・ビョンホンさんは韓国公開して1年が過ぎたいまでも、インタビューでは自分が好きな映画として必ずと言っていいほどこの作品を挙げて下さっています。なので、本当に感謝していますし、何よりもうれしいです。