2018年7月29日 16:00
レース中に蹴り合って喧嘩も!? “海上のF1”に挑む女子大学生ペア
リオで五輪に新採用された種目、“49erFX”。“海上のF1”と呼ばれるその競技で活躍する、山崎アンナと高野芹奈の大学生ペアの“波の乗り方”に迫ります。「海の上ではとにかく相手を信頼して、船を操ります」
――五輪種目になったばかりという、一般の方にあまり馴染みがないスポーツかもしれません。どんな競技か説明してもらえますか?
高野:49erFXは、ヨット競技のひとつです。動力は風だけで、船は2人乗り。一人は舵をとり、もう一人はバランスをとったり、その他の仕事をしながら、1レース約30分間の速度や技術を競うもの。毎日2~3本のレースを1週間続けて、その総合得点で勝敗が決まります。
――1週間…過酷ですね。
二人がこの競技を始めたきっかけは?
高野:私は中学生のときに、ヨットをやっていた友人から誘われて、遊び半分で乗ったことです。一気にハマって、すぐに本格的に始めました。
山崎:私は、2つ年上のお兄ちゃんがヨットをやっていたので小さい頃から練習についていっていて。7歳ぐらいから、気付いたら自分も始めてました。最初は親から、「頑張ったらお菓子買ってあげる」とかおだてられながら(笑)。でも、勝つようになったら、どんどん楽しくなっていきました。