くらし情報『沖縄県知事選挙を前に…故・翁長知事の思いとは』

2018年9月28日 07:00

沖縄県知事選挙を前に…故・翁長知事の思いとは

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「翁長知事と沖縄」です。翁長知事の主張は辺野古への新基地建設反対でした。
沖縄県知事選挙を前に…故・翁長知事の思いとは


翁長雄志沖縄県知事が8月に急逝されました。翁長さんは元々は自民党員でしたが、2014年の知事選でさまざまな政党の人たちと団結、普天間基地の辺野古移設に反対する「オール沖縄」という枠組みで、それ以降の全ての選挙を戦ってきました。誤解されている方も多いのですが、翁長知事は、沖縄から米軍基地の全面撤退を求めていたわけではありません。普天間基地の辺野古移設で、沖縄に新しい基地を造ることに反対を唱えていたんですね。

辺野古には205haの巨大な新基地を建設予定で、そのためには美しい海、珊瑚礁を破壊し、約160haを埋め立てることになります。
巨大基地にはいま以上の数のオスプレイを配備。沖縄住民は騒音と事故の恐怖にさらされます。翁長知事の前任・仲井眞知事は辺野古の埋め立てを承認しましたが、それを撤回するべく、国に働きかけていました。知事がたびたび東京を訪れ、安倍総理や政府要人に面会を求めていましたが、ことごとく断られたのです。

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