くらし情報『高2男子が解決する推理ものは“二重構造” 米澤穂信の新作『本と鍵の季節』』

2019年1月15日 18:00

高2男子が解決する推理ものは“二重構造” 米澤穂信の新作『本と鍵の季節』

そして…ということを考えていました。彼らは今は未熟なところがありますが、これからの時間で、いろんなことを知っていくはず。そんなニュアンスもこめて、タイトルに“季節”という言葉を入れています」

上質な謎解きと、青春のきらめきとほろ苦さ、そこからほの見える男子たちの友情。ディテールまでしっかり噛みしめたい一冊なのです。

よねざわ・ほのぶ作家。1978年生まれ。2001年のデビュー作『氷菓』から始まる〈古典部シリーズ〉などが人気。’11年『折れた竜骨』で日本推理作家協会賞、’14年『満願』で山本周五郎賞受賞。


『本と鍵の季節』放課後の図書室にいた堀川と松倉のもとに、先輩から「開かずの金庫を開けてほしい」と相談が。二人が推理に挑む「913」ほか5編収録。集英社1400円

※『anan』2019年1月16日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世

(by anan編集部)

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