『ニャン生訓』より(写真:沖昌之)江戸時代から続くロングセラー書『養生訓』をわかりやすく現代語訳して解説、さらに猫写真家・沖昌之さんの猫写真を組み合わせた新感覚の健康本『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)が話題! 著者の熊谷あづささ…
『たんぽぽ』川村エミコさん「私、お付き合いする人とはいつも“この人と結婚する”という気持ちでいます」■前向きな“ブスキャラ”の原点お笑いコンビ『たんぽぽ』のボケ担当、川村エミコは、自身の恋愛観についてこう語り始めた。自身の半生を綴ったエッ…
男脳と女脳の違いを学ぼうとしても、恋愛本や脳科学本はたくさんあって、どの本にしようかと迷ってしまいますよね。数ある恋愛指南本の中から、男脳と女脳の違いがわかる3冊を紹介します。1.「話を聞かない男、地図が読めない女」片想い中は自分と相手と…
英月撮影/山田智絵「日本に帰ってきて10年。とにかく走り続けてきて、このままでいいんやろうか、どうなんやろうと思っていたときに、この本が立ち止まるきっかけになり、自分を見つめ直すことができました」京都市内にある大行寺の住職、英月さんが初の…
畠中恵撮影/吉岡竜紀『しゃばけ』シリーズの人気作家・畠中恵さん待望の最新作『猫君』は、新米猫又・みかんが活躍するお江戸ファンタジー。20年間、生きた猫は人に化けて言葉を操る妖怪「猫又」になります。ところが、一人前の猫又になるためには、猫又…
白石一文さん撮影/山田智絵『一瞬の光』でデビューして20年。以来、人気作家として、26作を世に送り出した白石一文さん。27作目となる本作は、以前勤めていた出版社の上司や同僚、小説家の父、担当編集者、いま生活をともにする女性などとの日々をつ…
伊吹有喜さん撮影/矢島泰輔『雲を紡ぐ』(文藝春秋刊)は、「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の物語です。著者の伊吹有喜さんがこの作品を書くきっかけとなったホームスパンに初めて出会ったのは、小学生のとき。■『ホームスパン』って何?…
松本すみ子さん撮影/山田智絵人生100年時代を迎えて、定年後も働く人が増えている。多くの会社は60歳が定年だが、国は65歳まで雇用を継続することを義務づけ、さらには希望すれば70歳まで働けるようにする方針も打ち出した。だが、シニアライフア…
早川史哉さん撮影/矢島泰輔リバプールに加入した日本代表の南野拓実などとともに、’11年開催のU─17のW杯に出場。大学卒業後の’16年にアルビレックス新潟に加入し、Jリーグデビューするも同年、急性白血病が発症したことで戦列離脱を余儀なくさ…
黒川祥子さん撮影/山田智恵推計61万3千人。2019年3月、内閣府が発表したこの数字は、自宅に半年以上ひきこもっている40歳から64歳の全国人口です。ひきこもりの長期化・高齢化がもたらす結果として、80代の高齢の親と50代のひきこもりの子…
篠田節子さん撮影/矢島泰輔一昨年4月、ステージ1~2の乳がんで右乳房の全摘出手術をし、同年11月に無事その乳房再建を果たした、小説家の篠田節子さん。その最中にも認知症のお母様の介護、小説家としての本業を同時進行させていたのは驚きです。でも…
東山彰良さん撮影/山田智絵台北の繁華街にある小さな通り、紋身街。タトゥーショップが立ち並ぶこの一角を舞台に、主人公の9歳の少年がちょっとクセのある大人たちに囲まれて過ごす日々を描いたのが、直木賞作家・東山彰良さんの連作短編集『小さな場所』…
『スゴイ魚料理』より撮影/寺澤太郎『スゴイ魚料理』(秀和システム)というレシピ本が発売になった。ん?魚料理?子どもや若者だけでなく、中高年の魚離れが止まらずに問題になっている日本で?しかも単なる魚料理ではなく、〈スゴイ〉魚料理って……。著…
奥田昌子さん撮影/渡邉智裕昨年の日本人の平均寿命は女性87・32歳、男性81・25歳、いずれも過去最高となりました。しかし日本が世界でも指折りの健康長寿大国になったのは今から40年ほど前のこと。それにはどんな理由があったのでしょう?この疑…
恩田陸さん撮影/山田智絵2017年、直木賞と本屋大賞を史上初めてダブル受賞したのが恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』だった。舞台は3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。養蜂家の父親とともに世界を転々とするピアノを持たない16歳の風間塵(…
原田マハさん撮影/山田智絵『風神雷神図』(京都博物館所蔵)で有名な天才絵師・俵屋宗達。現在に至るまで、その名をとどろかせるものの、その生涯は多くの謎に包まれている。その宗達が、もし、天正遣欧少年使節とともにローマへ渡っていたら……。そんな…
小川糸さん撮影/山田智絵33歳で余命を告げられた雫。彼女は残りの日々を瀬戸内海のホスピスで過ごすことに決めます。そこでは、入居者がもう1度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」がありました……。■知らないことによる「死」…
はらだ有彩さん撮影/坂本利幸日本の神話や古典、民話に登場する女の子と「時を超えたガールズトーク」を繰り広げるような新感覚のエッセイ『日本のヤバい女の子』で注目を浴びたはらだ有彩さん。乙姫、かぐや姫などと語り合った前作に続き、2作目の『日本…
又吉直樹さん撮影/矢島泰輔『火花』で芥川賞を受賞してから4年。又吉直樹さんにとって初の長編小説となる『人間』が刊行された。この作品は毎日新聞に全200回にわたって連載され、単行本になる前から大きな話題を集めていた。■こういうときに人間はど…
安田依央さん撮影/坂本利幸大企業を定年退職し、妻を亡くして郊外の一軒家でひとり暮らしをする武田清は、ある日、手作り弁当の宅配を頼む。そのサービスを提供するのは、介護施設「ゆたかな心」。介護業界の風雲児・高坂万平の経営する注目の「オーダーメ…
ブレイディみかこ撮影/矢島泰輔ブレイディみかこさんといえば“ノー・フューチャー”の人である。イギリスの福祉や教育について書いた過去のノンフィクション作品でも、世の中の不平等や人生の不条理に怒って、このままじゃ、未来なんかないんだよと底辺か…
ガッツポーズを決めるレギュラー撮影/矢島泰輔2004年に持ちネタの「あるある探検隊」で大ブレイクを果たしたお笑いコンビのレギュラーが、介護に関する本を上梓した。タイトルは『レギュラーの介護のこと知ってはります?』。介護が必要になったときに…
茂木健一郎撮影/坂本利幸脳科学者の茂木健一郎さんと、臨床心理学者の長谷川博一さんの共著『生きる─どんなにひどい世界でも』。茂木さんはこの本の冒頭でこう書いている。《難しい時代を迎えている。驚くこと、悲しいことが毎日のようにおきてしまうだけ…
矢部太郎撮影/北村史成お笑い芸人の矢部太郎さんが東京・新宿のはずれの一軒家で大家さんとひとつ屋根の下で暮らす生活を、実体験をベースに描いたフィクション漫画は、ふふっと笑えてじんわり泣けて、心がほっこりする作品。■成長した自分がテーマの2冊…
桜木紫乃さん撮影/北村史成LGBTという言葉のない時代に女性へと性転換し、現在も芸能界で活躍するカルーセル麻紀さん。そんな彼女の人生をモデルにした長編小説が、桜木紫乃さんの『緋の河』です。■ほかの誰にも書かせたくない、“書き手の欲”同じ釧…
古市憲寿さん撮影/北村史成『百の夜は跳ねて』が2度目の芥川賞候補作となりながら、惜しくも受賞を逃した古市憲寿さん。自身のツイッターでは「ちーーーん。」「まただめだった!!!」と残念がりました。今回の作品は、ガラス清掃をしている若者が謎の老…
白石あづささん撮影/北村史成13億人の人口のほとんどがヒンドゥー教徒だったはずのインドに異変が起きている。社会に強く根づいているカースト制度にすら入れず、「触ると穢れる」と長い間、差別されてきた不可触民の人々を中心に、仏教に改宗する人が急…
赤松利市さん撮影/矢島泰輔昨年、“62歳、住所不定、無職”の新人作家として鮮烈なデビューを果たした赤松利市さん。今年4月の刊行以来、問題作として話題を呼んでいるのが書き下ろし長編の『ボダ子』だ。主人公は、バブル崩壊で事業が破綻した会社経営…
奥田亜希子さん撮影/坂本利幸ティーン誌を舞台に人間模様が繰り広げられる『リバース&リバース』、中学生男子の感情の機微を描いた『青春のジョーカー』など、1作ごとに作風を広げている奥田亜希子さん。最新作『魔法がとけたあとも』は、つわりのつらさ…
東海林さだおさん撮影/北村史成御年81歳の現在も、週刊誌3本、月刊誌1本の連載を続けている東海林さだおさん。その連載期間は、最も短いもので32年!これまで刊行した著作数は「何冊あるんだろう……」とご本人も把握しておらず、今回加わった新刊『…