2019年2月8日 19:40
寛一郎、父親・佐藤浩市に対して「絶対しない」こととは?
今回、ご紹介する作品は、『君がまた走り出すとき』。日本人男性で初めて世界6大マラソンを走破した、川口市在住の市民ランナー・古市武さんの実話が導く人間ドラマです。マラソンを通じて人生と向き合う人々の姿を描いた本作で、主演を務めた寛一郎さんにお話を伺いました。
写真・角戸菜苗 文・田嶋真理
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 28
自然体の演技で存在感を放つ若き新鋭
埼玉県川口市のSKIPシティで催される、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、若手映像クリエイターの登竜門。『君がまた走り出すとき』はこの映画祭の15周年を記念したオープニング上映作品として、地元川口市を舞台に製作されました。
寛一郎さん演じる翔太は、わけあって追われる立場。彼は逃げ込んだ民家で老婦人に孫と間違われ、成り行きで居候することになります。場当たり的な生き方をしていた翔太ですが、ラジオで聞いた古市武さんの情報をきっかけにマラソンと出会い、人生を再生させていきます。
寛一郎さんは、祖父が故・三國連太郎さん、父親が佐藤浩市さんという最強の俳優遺伝子を持つ新鋭。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017年)では演技力が評価され、第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を獲得するなど、早くも映画界で頭角を現しています。