2015年10月27日 22:00
「正直ヘコんだ」鈴木おさむ 救ったのはリリー・フランキーのある言葉……
スタッフがその姿を覚えていて、休業したいと相談したら“タイミングをみて休んで子どもを作ってほしいと思っていた”と、快く送り出してくれたんです」
一方、おさむさんのブログには、見知らぬ人からの辛辣な意見が寄せられることもある。
「妻の名前のタトゥーをいれたとブログに書いた時、思いのほか反発的なコメントがたくさん来て、正直ヘコんだんです。その時リリー・フランキーさんが“とりかえしのつかないことは美しいですよ”と言ってくれて、それで立ち直ることができました」
その後もおさむさんは発信し続けている。この本も、その活動のひとつだといえる。
「書かなくてもいいのに、と言う人もいるけれど、待ってくれている人もいる。特に妊活については、僕たちの話を知ったのがきっかけで子どもを作ろうと思った人が一人でもいるなら、10万人に批判されてもいいんです。新しい命が生まれるきっかけになるなんてすごいことだから」
妻、知人たち、そして読者への愛と敬意を感じる一冊。女性はもちろん、男性にもおすすめしたい。
◇交際0日で入籍、結婚13年目になる今年、子どもを授かったお二人のエピソードを綴る。人に対して誠実な夫婦の姿にジワリときます。