2019年4月3日 18:30
桜田通が、「ひとりにしないで」とお願いした相手とは!?
慎平に貢ぐ恋人・加瀬ゆかりを福田麻由子さん、バンドの元メンバーで、慎平をあやしい仕事に誘う黒やんこと黒須彰太を笠松将さんがそれぞれ演じています。
ーー慎平を演じる際に、難しかったところは?
桜田さん 慎平と僕には、ほとんど共通点がなくて。演じるにあたり、自分を徹底的に封じ込めようと心がけました。慎平は、夢を追いかける過程で周りが見えなくなり、いろいろなトラブルに巻き込まれてしまいます。僕は少しでも不安要素があれば、まずそれを片付けてから先に進みたいタイプ。脚本を読んだ当初は、自分だったら慎平のようにはならないなと思いました。監督と話し合って、慎平の気持ちをしっかりと理解してから撮影に挑みました。
ーー慎平は恋人に対してはダメ男ですが、夢に対しては一途な姿勢を見せます。
桜田さん 慎平は、ゆかりの存在に救われていると思います。彼が『ラ』の後にどういう運命をたどるのかは明らかになっていません。もし、慎平がバンドで成功する夢をかなえられたとしたら、ゆかりから借りたお金を返すだろうと。彼の明るい未来を信じてあげたくなりました。
ーーこの映画ならではの役作りは?
桜田さん この映画で演奏する曲を練習しましたが、それに多くの時間を割く必要はありませんでした。