2019年6月13日 20:30
「男性が育休を取らない理由はない」映画監督が育休を勧めるワケとは?
現在は映画制作と育児を両立する生活を送っているそうですが、今回は創作の源や育休体験などについて語っていただきました。
―初長編作にして、海外では有数の映画祭で高い評価を得ていますが、ご自身ではどのように感じていますか?
監督賞を狙って作ったわけではなく、自分がいいと思うものをひたすら模索しただけでしたが、海外だと僕が広告代理店に所属していることや、こういういで立ちであることを抜きにして純粋に作品で評価していただけるので、うれしかったですね。
この先も「自分のなかにあるものを追求して作っていいんだ」と許されたような気がして、自信にもなりました。
―今回は脇を固める俳優に佐々木蔵之介さんや工藤夕貴さん、池松壮亮さんなど、かなり豪華なキャストが勢ぞろいしていますが、キャスティングはどのようにされたのですか?
監督実はどなたもお会いしたことがなく、コネクションも何もない方々。なので、2017年に制作した短編『そうして私たちはプールに金魚を、』を観ていただいたうえで、「あまりギャランティもありませんが、全力でシナリオを書いたので、気に入っていただけたらご協力していただけるとうれしいです」