2019年6月16日 20:30
「『ヒプノシスマイク』の声優がすごい!」 ヒップホップ通も唸るアルバム
彗星の如く現れ、瞬く間に女子の心を掴んだ『ヒプノシスマイク』。音楽原作キャラクターラッププロジェクトとしてスタートし、二次元コンテンツが本格的なヒップホップに挑んだことで、大きな話題に。4月にリリースされた新アルバムは、ヒップホップ入門者にもうってつけの一枚。今回は、収録の全12曲の中から新曲5曲を中心にヒップホップをこよなく愛する漫画家・服部昇大さんが解説。また、今までの楽曲からイチオシの4曲もご紹介します!
服部さんが最初に注目したのは、タイトル『Enter the Hypnosis Microphone』。「おそらく有名なアメリカのグループ“Wu-Tang Clan(ウータン・クラン)”のアルバム名『Enter The Wu-Tang』のオマージュ。これだけでも、リスペクトをもった人たちが、愛をもってこの作品を作ってるんだということが、よくわかります」
また、新曲群の完成度も、今まで以上のクオリティ。
「クリエイターのクレジットを見ると、ヒップホップ界のメジャーな人ばかりでなく、若手をフックアップしているのも好感度が高いです。
フックアップ、つまり“引き上げる”というのは、ヒップホップの世界ではよくあること。