2019年7月6日 18:30
THE ALFEEが45周年! 続く秘訣は「誰も歌いたがらない」から?
それよりも、高見沢は桜井より高い声が出るから、今まで高くて歌えないと諦めてた曲が演奏できることが嬉しくて嬉しくて。それが本当に楽しかったんです。
――3人で音楽をやるということの核に、ハーモニーがあった。
坂崎:そう。僕らの上の世代は、“音楽を通じてメッセージを!”みたいな熱い感じだったけれど、それに比べると、のんびり育ってきちゃった世代なんですよ。
高見沢:所詮すねかじりの次男坊3人組だしね(笑)。
桜井:全然説得力ないよね(笑)。
坂崎:そうなんです。
メッセージとかよりも、きれいなハーモニーって、歌っても気持ちいいし、聴いても気持ちいいねって。それだけですよ。今もその気持ちで音楽をやってるし。
高見沢:音楽って、聴いてる人が気持ちよくなってくれればいいと思うんです。3人でハモって歌うことで、音楽の楽しさを伝えられれば、それでもう十分。
――そんな想いで始まったアルフィーですが、45年、紆余曲折はあったのでしょうか?
坂崎:ありましたよ~。大学生のときにデビューしたんですが、1枚目はね、デビューシングルだし、いろいろお金かけてもらったんですけど、全然売れなくて。
桜井:2枚目も売れないから、3枚目でちょっと趣向を変えて、パロディソングをやることになったんです。