2019年9月25日 20:20
“優しさ”あふれる? 男女混合バンドSaucy Dogが支持されるワケ
高校生~20代に圧倒的な共感を得ている男女混合3ピース・バンドSaucy Dog。このたびリリースされるミニアルバム『ブルーピリオド』は、実話に基づいた歌詞をはじめ、リアリティをこまやかな表現に落とし込んだ一枚になっている。
「ウィンドチャイムなど新しい音を生の楽器で取り入れました」(せとゆいか・Dr、Cho)
「ギターも、『Humming』のエフェクターは1個だけで、同じ音も指先で表現を変えました」(石原慎也・Vo、Gt)
今の時代、ロックバンドでも打ち込みを使うライブが多い中で、彼らは生音を大切にする貴重な存在だ。
「今は生音が楽しいんです。テンポやノリも、自分たちで突き詰めたい。まだ固まりたくないんです」(せと)
その全てに貫かれているのは、体温を感じるような“彼ららしさ”。
「『Saucy Dogの武器って何やろ?』って3人で話した時に、優しさをのっけて音楽を届けられるところじゃないかな、って」(せと)
「今回の『雀ノ欠伸』は、(リズムを)3拍子にしたり、ハーフにしたり、一番やりたいアレンジにしました。MVでも髭を生やしっぱなしにして、“ありのままでいいんだよ”っていうことを、細かいところでも伝えたかったんです」