2019年10月17日 20:30
indigo la End楽曲がTikTokで人気 これに対して川谷絵音は…?
メジャーデビュー5周年を迎え、5枚目となるアルバム『濡れゆく私小説』をリリースする、indigo la End。川谷絵音(Vo/Gt)、長田カーティス(Gt)、後鳥亮介(Ba)、佐藤栄太郎(Dr)からなる4人組だ。
音楽は基本、湿った私小説だと思う。
叙情的な風景の中で描かれる繊細な心情がバンドサウンドの中で美しく鳴り響く――そんな音楽世界を貫いてきたindigo la Endはこの5年を振り返ってこう語る。
「indigo la Endはこういうバンドだ、みたいな部分をあまり出さずに活動をしてきました。その分、音楽の純度の高さが持ち味な気もしています。今回のアルバム『濡れゆく私小説』ではようやく自分たちの形がわかったというか、気負わず曲単位で良いものを作れた。バンドとしてすごく健康な状態です」(川谷)
今作は切ないラブソング「通り恋」など、エモーショナルに心情を吐露する曲たちが何度もドラマを生む。
かと思いきやシティ・ポップ風のサウンドが心地よい「心の実」など、新たなポップ感も備えている。
「確かに今作では、絵音くんの詞やメロディの感じも昔とはまた違う段階に行ってると思います」