くらし情報『日本では京都が…世界で発生する「オーバーツーリズム」とは?』

2019年12月6日 18:00

日本では京都が…世界で発生する「オーバーツーリズム」とは?

ホテルは不足しており、中心地では人が歩道からあふれ、混雑により地元住民がバスに乗れない事態も起きています。京都市観光協会は、人を分散させるために、春や秋以外の季節をアピールしたり、ハイシーズンにはAIを使い、エリアごとに時間帯別観光快適度の予測を知らせるサービスを開始。また、「飲食禁止」や「立ち入り禁止」をピクトグラムで示したステッカーを作成し、外国人にもわかりやすいマナー啓発を促しています。

国は、有名な観光都市から少し足を延ばした地方へ観光客を誘い、集中を分散させようとしています。

来年は東京オリンピックが開催され、観光客はさらに増えるでしょう。東京都では空きオフィスや空き家を民泊施設にする取り組みをしたり、開催時期の時差通勤、会社を休みにすることを提唱したりするなど、トラブル回避の準備を進めています。

オーバーツーリズムの最たる害は、「観光客は来るな」という排斥につながることです。異文化対応に慣れておらず、シャイな日本人。
「おもてなしの国のはずなのに冷たかった」と思われないよう、注意したいですね。
日本では京都が…世界で発生する「オーバーツーリズム」とは?


堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」

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