2020年1月9日 18:00
25周年を迎えたゴスペラーズが「令和は僕たちの時代」と語るワケ
村上実際、アメリカはほとんどCDよりも配信なわけですから。
黒沢楽曲をまとめておくというのは今ぐらいがちょうどいいと、「シングルコレクションだ」と喜んでもらえるギリギリのタイミングではないかと、レコード会社の方にいわれて確かにそうだなと思ったんです。
実際に作業してみて、最初の頃の音源は我々テープで録っているんですが、テープの対応年数がもうギリギリだったんですよ。一度動かなくなって、いろいろな行程をして、なんとか動くようになって録音してマスタリングしてというのは、たぶん今回が最後の作業だったので、危ないところだったんです。今回、マスター音源もデジタルになおすこともできました。最初の頃の楽曲は音量が全然違うので、ただ並べるプレイリストにしても、今回のアルバムのようにならないんですよね。でこぼこしちゃうんですよ。そういう意味でも、でこぼこしないものを今回出せたのはよかったと思っています。
あとは25年経って、ダメな自分たちもやっと面白がれるようになったというか。それはそれで良さを見つけられるようになったということもありますね。10周年、15周年のときは「あれはもっとうまく歌えたのに」