2020年5月26日 19:00
木下晴香の素顔は「ものっすごい負けず嫌い」&「臆病」 本人明かす
そう。また、『ファントム』では「自分にしかない個性を考えるきっかけをいただいた」とか。
「じつは稽古の最中、一回心が折れたんです。Wキャストの愛希(まなき)れいかさんのクリスティーヌがあまりに素晴らしくて、自分との差を感じてしまって…。その時、演出の城田(優)さんとお話しさせていただき、ないものねだりするより、いま自分にあるものを伸ばすことを考えるようになりました」
そしてもちろん初主演作となった『アナスタシア』でも。
「それまで、役の感情を自分に寄せて考えていました。でも、アーニャはパンッて怒っちゃうことが多い役で、自分のなかに怒りの感情がすぐに湧いてこなくて苦戦したんです。それである先輩に、自分にない要素の役をどう演じるか相談したら、『自分にない要素なんてない。
ただ比率が違うだけだ』と言われて…すごく納得したんです。そこから少し役作りに対する発想の仕方が変わりました」
そう聞くと、次に控えるミュージカル『プロデューサーズ』のセクシーだけど、ちょっとおバカな美女・ウーラ役がより楽しみに。
「これまでにやったことがないタイプの役です。新しい一面を楽しみにしていただきたいです」
まだ先の見えない状況にいるが、木下さんは「ミュージカルの持つ力を信じている」