2020年6月17日 20:10
福山雅治も映画で…クラシックギターの魅力&おすすめアルバム3選
このたびDVDがリリースされた、平野啓一郎さん原作の映画『マチネの終わりに』。福山雅治さんが主人公のクラシックギタリストを演じたことでも話題になったが、ギター監修を務めたのが福田進一さんだ。
「日本で最初にクラシックギターがブームになったのは、1952年の映画『禁じられた遊び』がきっかけです。その後’60年代にビートルズが現れて、世界中の人の目がギターに向くわけですが、エレキギターはスチール弦を使うのに対して、クラシックギターはナイロン弦を使い、電気媒体を介さないのが特徴です」
クラシックといっても、演奏するのはいわゆるクラシック音楽だけでなく、たとえばキューバやブラジルのような中南米の曲や近現代の曲などかなり幅広いのも魅力のひとつ。だからこそ何から聴けばいいのか悩ましかったりするのだけど、福田さんのおすすめは王道から入ること。
「ギターを習う人なら必ず憧れるトレモロ奏法の名曲『アルハンブラの思い出』、プロフェッショナルな技術を要する『アランフェス協奏曲』、それとパラグアイの作曲家アグスティン・バリオスによる『大聖堂』などがよいのではないでしょうか」
そして気になる日本の注目ギタリストは?福田さんによるアルバム解説もあわせてどうぞ。