2016年3月16日 12:00
イモトアヤコ「安室ちゃんになったと妄想して生活していた」デビュー前を語る
私が厄介なのは、『安室ちゃんになりたい』じゃなく『安室ちゃんになった』と妄想して生活していたこと。芸人養成所時代も芸能人に『なって』マスクにサングラス、帽子を深々とかぶって通っていたので、同期全員にバカにされてました。そんなある時、何も知らずに受けたオーディションで、足が速いってだけで珍獣ハンターに選ばれた。なれるもんですね(笑)」
初仕事はインドネシアで、コモドドラゴンから逃げ切ること。
「怖かったし死ぬかと思ったし、何回も泣きました。正直、なんで自分がこんなことしなくちゃいけないのか、帰国しても全然わかりませんでした。でも編集室に呼ばれて、コモドドラゴンに追いかけられる自分を初めて映像で見たらめちゃくちゃ面白かった!そこで、なるほどそういう仕事か、と納得したんです。あれから10年、今では、珍獣ハンターと呼ばれれば躊躇せずに虫も食べるし、ライオンの頭をワシワシとなで回せる。
珍獣ハンターというお仕事との出会いこそが、芸人イモトアヤコを作ったすべてです」
「そういう運命の出会いって、向こうから寄ってくるものかもしれない」とイモトさん。
「キリマンジャロ登山の話がきた時、また絶妙にツラい仕事を上手に見つけてきたな~って思いました(笑)。