2020年7月23日 19:30
塩野瑛久 忘れられないゲッターズ飯田からの言葉とは?
審査が進むにつれて、それまで漠然と見ていたテレビが全く違うものに見えてきて…。決定的だったのは、劇団新感線の舞台『髑髏城の七人』を観たことです。俳優の仕事ってテレビでしか見たことがなかったのですが、舞台ではこういうお芝居をするんだと、その幅広さというか、奥深さにものすごく衝撃を受けまして。「役者になりたい」と強く思いました。
――デビューは何歳の時ですか?
塩野:17歳です。
――現在、25歳。注目度が急上昇する昨年までの間は、どんなモチベーションで俳優業に向き合っていたんでしょうか。
塩野:その間は本当に、役者に憧れるあまり、「かっこいい」とか「かわいい」という基準で評価をされることに、抵抗があったんです。
ワーキャー言われたくて役者になったわけではないので。それよりお芝居で認められたいっていうのが一番でした。だから初期に戦隊もののドラマに出演して、それが終わってからは、ある意味その流れに逆らうように生きてきて…。でも、なかなかうまくいかないことばかりでした。それで気づいたんです。自分には魅力が足りていないのに、無謀だったと。そこから意識が変わった…というか、まずは知ってもらうことが大切なんだという答えに辿り着きました。