くらし情報『死期を悟った女優が過ごす“最後の夏休み”で家族に伝えたかった思い』

2020年8月13日 19:00

死期を悟った女優が過ごす“最後の夏休み”で家族に伝えたかった思い

―フランキーは死が近づいてきたことを知り、愛する人たちのためにさまざまな行動を取りますが、観客としては「もし自分がフランキーと同じ立場だったらどうするか」ということを想像せずにはいられませんでした。ご自身もフランキーを演じるうえでそういったことを考えましたか?

ユペールさん実は、私はどの役に対してもそういうアプローチはまったくしないタイプの女優なんですよ。人物の奥深くに入って役作りをしていくタイプの人もいますが、私はそうではなくて、「この人だったらどういう表情するかな?」とか、「どういう仕草や佇まいをするかな?」という“形”から入るタイプ。

そんなふうに、アプローチの方法を中身と外見にわけるとすると、私は後者なので「自分が彼女の立場だったらどうするだろう……」みたいな心理的な照らし合わせにはまったく興味がないし、する必要がないと感じているんです。ただ、言えるとするならば、私がフランキーの立場だったとしたら、彼女のような言動は多分しないだろうなということだけですね。

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死期を悟った女優が過ごす“最後の夏休み”で家族に伝えたかった思い


―なるほど。あくまでも役として、すべてを感じていらっしゃるんですね。

ユペールさんそうですね。

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