2016年4月6日 20:00
おフェロ顔の生みの親・イガリシノブ インスピレーションを受けた映画とは?
そのときも2年くらいやり続けてやっと、“ミリヤメイク”って名前で呼ばれるようになりました。
――描きまつ毛とはすごい発想!
イガリ:描きまつ毛もおフェロ顔のチークの位置も、普通に考えたらタブーな技。でもタブーな技こそ、みんなが使えるものだと思うんです。例えば、チークは一般的に頬にのせるものですけど、頬の位置なんてみんな違うわけですから、顔が膨張して見えちゃう人もいるんです。でも、目の下なら誰でも同じ位置に入れられますし、まつ毛がない人だって描きまつ毛ならできる。私はそういう誰でもできるへんちくりんな技を教えてあげたいなって思うんです。
――そのへんちくりんな技のインスピレーションの源は?
イガリ:描きまつ毛に関しては、学生時代に観た映画『時計じかけのオレンジ』のビジュアルが頭にありました。おフェロ顔のチークは、シミやそばかすがある外国人の男の子を見て、目の下に色があるってかわいいなって思ったのがきっかけです。
それで、高校生のときから自分で目の下にチークを入れてたんですよ。
◇著書『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)が大好評発売中。女優やモデルからの支持も厚く、女性誌のファッションページからビューティページまで幅広く活躍中。