2020年10月8日 20:00
仲野太賀「俺は、若葉竜也のすごさ、10年以上前から知ってたから(笑)」
旧知の仲でもある仲野太賀さんと若葉竜也さんが最新作の映画『生きちゃった』で向き合ったのは、さまざまな愛の在り方。互いへの信頼や尊敬が生み出した演技の化学反応、長年の友人だから話せる、お互いの印象まで…。普段より少し襟を正した対談形式で伺いました。
仲野さんが中学2年生、若葉さんが高校2年生の時に学園ドラマで共演して以来、舞台や映画でも共演を重ね、プライベートでも家を行き来する仲の二人。
若葉:太賀は中学生の頃から、大人びてましたね。先輩と後輩という上下関係ではなく、すぐ友達になれたけど、ずっと敬意を持って接してきました。
仲野:最初からとてもかわいがってもらって。
若葉:太賀は、作品への向き合い方がとにかくピュア。
撮影現場で、心が動いたまま素直に感情を表現できるのは、ロマンティストだからなんだと思う。
仲野:僕が見てきた若葉さんのほうが、はるかにロマンティックですよ!相当影響されてます。
若葉:互いに“ロマンティスト”で攻め合ってる(笑)。
仲野:(笑)。若葉さんの魅力は、独特の落ち着きですね。自分で言うのも何ですが、僕は若手俳優の知り合いが多いんです。その中でも、この若さで人生が匂い立つ、数少ないひとり。