2020年11月10日 19:50
伊藤沙莉「エゴサーチは原動力でしかない」批判コメントにも負けない理由
つい最近まで自分の声がコンプレックスだった
―伊藤さんと言えば、やはりその声が非常に魅力的ですが、コンプレックスだった時期もあったとか。
伊藤さん小学校3年生でこのお仕事を始めてから、オーディションでは声で覚えてもらえることが多かったので、最初はどちらかというと“武器”だと思っていました。そんなとき、毎回オーディションに呼んでくださるんですけど、いつも最後で落とすアニメーションの監督から、4回目くらいのときに「特徴的でも個性的でもないし、つまらない声だね」と言われてしまったんです。
そこで声を全否定されたと感じてしまい、「武器でも何でもないし、かわいくもないし、歌える歌も少ないし……」みたいなことが一気に自分のなかで湧きあがってしまって、自分の声が大嫌いになってしまいました。こんな声、必要ないなと。なので、しばらくは声を褒めてもらっても、「それしか特徴がなくてごめんなさい」くらいひねくれてました(笑)。
―いまは、そのコンプレックスとどのように向き合っていますか?
伊藤さんつい最近まで嫌いなままでしたが、アニメやナレーションといった声のお仕事をいただけるようになったおかげで、ポジティブに受け止められるようになりました。