2020年12月3日 20:10
日本を絶賛! スイーツ好き垂涎の話題作で抹茶ミルクレープが重宝された理由
エリザ・シュローダー監督
この作品で、念願の初長編監督デビュー作をはたしたシュローダー監督。現在は、母国のドイツを離れて映画の舞台であるノッティングヒルに11年暮らしているそうです。そこで、お菓子作りが趣味でもある監督に、スイーツの魅力や日本の観客に伝えたい思いについて語っていただきました。
―メインキャラクターとなるのは、人生のスタート地点に立ったばかりのクラリッサ、夢と現実の間で揺れるアラフォーのイザベラ、そして孤独を抱える高齢のミミという三世代の女性たち。彼女たちを描くうえで、意識したことはありましたか?
監督私にとって重要だったのは、幅広い観客にアピールできるキャラクターにすること。特に女性には、3人のうち少なくとも1人にはどんな形でも共感してほしいと考えました。ただし、それに年齢は関係ありません。若い人がミミの頑固さに惹かれる場合もあれば、年齢の高い方がクラリッサに思いを寄せる場合もあるはずですから。
彼女たちは三者三様で、それぞれ人生の違うステージに立っているので、観ている方々がそのなかの誰か1人、もしくはそれ以上と繋がってもらえたらいいなと思って作りました。
―監督自身が繋がりを感じているキャラクターはいますか?
監督年齢的にはイザベラになるんだと思いますが、一番共感したのはミミかもしれないです。