くらし情報『中村憲剛選手「実は35歳の時に…」 怪我から復帰、電撃引退の胸中を告白』

2020年12月31日 19:00

中村憲剛選手「実は35歳の時に…」 怪我から復帰、電撃引退の胸中を告白

僕は、今の位置に辿り着くまで幾度も悔しい思いをしてきた人間で、近年得られた結果は、地道に鍛錬し積み重ねてきたクラブと自分へのご褒美だと思っています。だから、不謹慎かもしれませんが、この怪我によって、良くも悪くもすべての経験が揃って現役を終えられると。とはいえ、怪我については、そう捉えないと自分的に重すぎたことでもあって、終わりが決まっていたからこそポジティブに変換できたのだと思っています。怪我自体の痛みや辛さだけでなく、復帰する過程の苦しさ、試合に絡めない悔しさ。怪我を通して得た経験と湧き出たさまざまな感情は、今後指導者になるにしても、何にしても活かせるだろうし、説得力のある話ができると思っています。

中村憲剛選手「実は35歳の時に…」 怪我から復帰、電撃引退の胸中を告白


――では、現時点で夢がありながらもうまく進めていない人に対してアドバイスをするならば?
中長期的なプランニングがあってこそですが、いま目の前のことをどれだけ頑張れるかが大事なのかなと。それを積み重ねた先に自分の望んでいた未来があるのだと思います。僕はそうやってきたから優勝という結果が出ましたが、努力しても報われないことや仕事なども多いと思います。
それでも、努力してない人には絶対に何も転がってきません。

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