くらし情報『沖縄の島旅から生まれた新アルバム 青葉市子「頭の中の楽想を具現化できた一枚」』

2021年1月4日 20:40

沖縄の島旅から生まれた新アルバム 青葉市子「頭の中の楽想を具現化できた一枚」

自身が紡いだ物語について語りながら、「私たちは言葉という難しいものを扱って生きていて。言葉よりも前の感覚も大切にしたかった」と実感を込めて話す青葉さん。作曲家の梅林太郎を迎え、“架空の映画のためのサウンドトラック”をひとつのテーマに室内楽編成を取り入れた。物語の深部へと導く、心地よい壮大な音の円環。時空を超え、連綿と続く、生命の連鎖の輪の一部になったような原初的な感覚を呼び覚ますサウンドスケープが、心のやわらかい部分にそっと寄り添う。

「弾き語りで10年活動してきましたが、頭の中ではここでオーボエが鳴って、ストリングスが来て、と自分なりの楽想があって。今回はそれを具現化できた最初の一枚です。梅林さんは、いろんなことを感覚で共有できる方。
今回のアルバム制作に関わり、協力してくださった方はたくさんいますが、核となる人物は梅林さん、エンジニアの葛西敏彦さん、写真家の小林光大さんと私の4人です。小林さんとはジャケットの撮影で知り合いました。これまでの私は被写体になることにどちらかというと苦手意識がありました。写真機自体にもあまり関心がなかったんです。でも、小林さんが切り取る瞬間は、自分が見ているところと一緒で。

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