2021年1月7日 18:40
人のスマホを見るのはアリ?「妻のを見るのも怖い」実力派俳優が熱弁
対人関係には割り切れないこともあると気がついた
―冒頭から注目ですね。そのほかに、ご自身の役柄に関して苦労した点があれば、教えてください。
益岡さん僕は、夫婦のなかでもお互いのことを「許すか」「許さないか」のポイントをかなり突きつけられたように感じました。今回はどちらかというと、僕よりも妻のほうがあることをしでかしますが、そのときに気がついたのは、対人関係においては割り切れないものもあるんじゃないかなということ。
気まずいまま続く関係もあると思うので、そのあたりは少し難しかったというか、考え方を少し変える必要があるんだろうなと思いました。―そこは、まさに“おとなの事情”といった部分かもしれませんね。実際に演じられてみて、感じたこともありましたか?
田口さん今回僕が演じた役は、何かするたびに「はい、はい」と全員から言われるような役どころだったので、みなさんに転がされているような感じでした。特に妻役の常盤(貴子)さんと掛け合いの多かった東山さんは、僕のやることをしっかりと受け止めて芝居をしてくださっていたなと。
本当に、みんなにかわいがられた役だったなと思っています。
―現場の雰囲気は、いかがでしたか?
田口さんみんなでテーブルに集まっていると、芝居とは関係ないたわいもないことを話したり、料理を普通に食べたりして、すごく楽しかったですね。