くらし情報『城田優「テクニック的には足りてなくても…」 ミュージカルで心に響く歌とは?』

2021年2月8日 18:40

城田優「テクニック的には足りてなくても…」 ミュージカルで心に響く歌とは?

ドラマティックな物語、人間のリアルな感情が、優れた音楽に乗って観客の心を時に蕩かし、時にかき立てる。ミュージカルに潜む官能性について、たぐい稀なる実力と華で日本ミュージカル界をもり立てる城田優さんが語ります。
城田優「テクニック的には足りてなくても…」 ミュージカルで心に響く歌とは?


ミュージカルが官能をくすぐるには、テクニックは必須。しかし難しいのは、どんなにうまい歌であっても、それが心に響く歌になるとは限らないということ。

「それをわかりやすく説明すると、役としての感情に寄り添えているかどうかだと思うんです。うまい歌を聴かせようという自意識が、役の気持ちよりも前に出てしまってはいけないんですよね。逆に、ミュージカルの世界だと、ごくたまにテクニック的には足りてなくても心に響く歌っていうのもあるんですよね。それは、テクニックを上回るくらいの半端ないパッションが、役としてそこに感じられるから。
僕は、役として舞台に立って、そこで動いた感情の通りに演じたい人なんで、時には涙で声が詰まってしまうこともあります。でもパッケージ化された綺麗すぎる隙のない歌よりは、感情がこもった歌のほうが、お客さんに届くと思うんですよね」

なんと城田さん、役柄によって歌い方や声質なども変えるそう。

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