2021年3月21日 18:40
Perfumeの「TOKYO GIRL」で一躍注目! ライゾマティクスが個展
2017年の年末、紅白でPerfumeが披露した「TOKYO GIRL」の映像を覚えているだろうか。渋谷のビル屋上でのパフォーマンスは、街中のビルから光が伸びていく様子があらゆる角度から映し出され、視点が次々と切り替わる演出が話題となった。実際は映像を合成していたのだが、自然すぎるあまり「どんな技術が?」と問い合わせが殺到したそう。そんな驚きの創作を手掛けてきたのが、クリエイティブ集団・ライゾマティクスだ。
テクノロジーを超えたライゾマの美学が炸裂。
彼らは2006年の設立以来、人とテクノロジーの関係性を一貫して探求。ビョークやPerfume、野村萬斎、科学者らともコラボレーションし、メディアアートの領域に収まらないプロジェクトを通して、技術と表現の新たな可能性を切り拓いてきた。結成15周年を記念した本展では、ライゾマの活動を多岐にわたり紹介。
様々なジャンルを横断するクリエイションから、オンライン化が進む現代社会の新しいコミュニケーションの可能性を試みる。
例えばビットコインの自動取引の様子を可視化・可聴化したインスタレーションや、坂本龍一とライゾマの真鍋大度がコラボし、ある波長の電磁波を可視化・可聴化した作品など、ネットワーク上の事象を題材に展開する作品は彼らならでは。