2021年3月29日 21:20
浅香航大「環境を整えて夜中まで毎日やってた」コロナ禍でハマったものは?
僕が一方的に根掘り葉掘り聞いているんですけれど、言葉の端々に人柄が滲み出ていて、話していていいなと思うんです」
普段からそうやって共演者とコミュニケーションをとるのかと思いきや、「現場であまりしゃべらないタイプ」だとか。「もともと現場でも寡黙にいちゃうほうなんで、いろんな人とコミュニケーションをとれる人を尊敬しています。でもだからこそいまは、興味が湧くタイプの方とご一緒した時には意識的にしゃべろうとしています。宇野さんは、作品について話した時に『難しいね』とおっしゃったんです。ベテランで先輩ですけれど意外と悩まれるんだなと思いましたし、後輩で年下の僕にも俳優同士として、話してくださるところも素敵で。僕、迷いのある人が好きなんですよ。自信を持ってバーンと出ていかれる方もカッコいいとは思うんですけれど、人として惹かれるのはそっち。お芝居も同じで、迷いとか余白があるほうが人間的な気がして」
その言葉に、浅香さんの役作りに対する想いの一端が垣間見えた気がする。
「迷いを感じさせようと思って演じてはいないですが、余白は作っておきたいとは思っています。どんな役でもどんな状況でも、行動するに至るには、悪いことでもいいことでも、その人なりの理由というか正義があるはずで。