2021年6月15日 20:00
和氣あず未が発表する「無限ループに聴けるシングル」の秘密
――続いて、3曲目「記憶に恋をした」は、センチメンタルな失恋ソングのようですね。
「Viewtiful Days!」とともに両A面となる「記憶に恋をした」ですが、切なくてキュンキュンする曲になっています。もともと恋愛ソングが大好きなので、これまでも恋愛系の曲が多く、この曲もそのひとつです。主人公の女の子は、ふいに昔好きだった男の子のことを思い出して切なくなってしまうんですが、この歌詞では失恋して離れ離れになったのか、好きだった男の子と一生会えない状況になったのか、結末は聴く方の想像次第で変わっていくのかなと。
彼のことが好きだった気持ちをずっと忘れていないものの、「待ち合わせした駅は 今はもうないけれど」という歌詞もあり、時間経過を感じさせる部分もあって。これは小説のようにひとつのフレーズが長くて、物語を読んでいるような歌詞になっています。
――4曲目「hopeless」は、他の3曲と少しテイストが違って、後ろ向きな気持ちを歌っています。
全体のテーマが日常ということで、最初の1、2曲は楽しく日常を過ごしていて、3曲目で少し切なかったり過去のことを思い出したりする様子を描いています。