2021年7月2日 20:00
世界が認める日本の才能、隈研吾「ネコから学ぶことがある」と展覧会を開催
建物の中央には、水平に貫通する大きな孔が設けられています。
模型だけ見ても美しい作品ですが、ぜひ背景に映し出されているタイムラプス映像とあわせてご覧ください。この映像はアイルランドのアーティスト、マクローリン兄弟によるもの。建築と映像のコラボ、超クールです!
かわいい…!やわらかい茶室
「やわらかい」項目に分類されている作品のうち、もっとも目を引くのが茶室の《浮庵》。こちらは展示室内ではなく、エントランスホールに展示されています。ころんとした形がかわいく、半透明で中が透けて見える感じがおしゃれです。
世界最軽量の布といわれる新素材とヘリウムガスのバルーンを組み合わせてつくられた本作は、布の下端に石を置いて床に固定されています。ワシントンの日本大使館で行われる茶会のためにデザインされたもので、日本から運ぶ際には折りたたんでトランクに詰めて持っていったそうです。
日本国内に建てられている隈作品も数多く紹介されています。
例えば東京なら、高輪ゲートウェイ駅や国立競技場、根津美術館など、実際に現物を見たことがある建物の模型や写真を探してみるのも楽しいですよ。
会場の展示デザインは隈研吾建築都市設計事務所が手がけ、作品解説なども隈氏本人が執筆。