2021年7月8日 19:30
茂木欣一、稲垣吾郎に「率直にどう思った? と聞いてみたいです」
僕自身が、フィッシュマンズの大ファンのひとりなんです。僕がフィッシュマンズのメンバーでなかったとしても、フィッシュマンズを「こんな音楽があるんだけど」と言いながら、同僚や周りの人々にすすめていたと思います。
ーーフィッシュマンズは、SMAPの10枚目のオリジナルアルバム『SMAP 011 ス』(1997年)に『それはただの気分さ』を提供し、演奏もしていますね。ソロで歌唱した稲垣吾郎さんのアンニュイな雰囲気にぴったりの名曲だと思います。
茂木さん佐藤くんは『それはただの気分さ』を気に入っていて、フィッシュマンズのアルバム『宇宙 日本 世田谷』(1997年)に収録したがっていたのですが、SMAPに曲を提供できることをすごく喜んでいました。吾郎ちゃんは『BABY BLUE』のようなミドルテンポのダンスナンバーを想像していたと思うんですが、『それはただの気分さ』はとてもスローな曲でしょう?(笑)。吾郎ちゃんとじっくりお話をする機会があったら、「あの曲を初めて聴いたとき、率直にどう思った?」と本音を聞いてみたいですね。
ーー佐藤さんが亡くなるまで一番近くにいらしたのが、茂木さんでした。
彼に忍び寄る死の影のようなものを感じたことはございますか?
茂木さん当時は、特に異変を感じませんでした。