2021年7月8日 19:40
「100日目に色々ありましたから」ワニ映画化、上田監督夫妻が今だから言えること
2人だったからこそ生まれた作品になった
―実際に共同監督をしてみて、夫婦ならではの強みもあったのではないでしょうか?
上田監督まずは、コミュニケーションが早いことです。特に、コロナ禍でいままでよりも人と会うことができない状況のなかで、同じ屋根の下に住んでますからね(笑)。やりとりが早く、しかも密に取れたことはよかったんじゃないかなと。
ふくだ監督それは大きかったですね。あとは、これまでも一緒に映画づくりは10年続けてきているので、すでにお互いの得意不得意や感覚的なことがわかっているおかげでスムーズに物事を運べたと思います。
―その過程で、意見がぶつかり合うことはなかったですか?
上田監督「ケンカしないんですか?」とよく聞かれるんですけど、ほとんどないですね。
ふくだ監督 そうですね。
上田監督さっき言っていたように、お互いの得意不得意がわかっているというのが大きいのかなと思います。
たとえば、映画の構成的なところは僕で、細かな日常のやりとりはふくだ、みたいな感じでお互いを信じていますから。
ふくだ監督確かに、作風的に私のほうが日常系で、上田のほうがエンタメ系なので、そこでお互いのいいところをまとめていった感じですね。