2021年8月6日 21:00
スキャンダルを巻き起こした衝撃ヌードも…マン・レイのアート250点が大集結
また、記録写真などを撮るようになり、写真焼付作業中にカメラを使わず画像を焼き付ける技法を発見。「レイヨグラフ」と名付け、さまざまな写真を制作します。
1921年末、パリのカフェで人気モデルのキキ(本名:アリス・プラン)と出会い、即恋に落ちて同棲を開始。キキは藤田嗣治やキスリングなど当時の芸術家たちのモデルとして活躍していた美しい女性で、マン・レイは彼女の肖像写真や裸体写真を撮り続けます。
代表作《アングルのヴァイオリン》のモデルもキキ。女性の魅力を最大限に引き出すマン・レイの写真は評判となり、キキの名声も高まります。ただ、奔放で移り気だった彼女とは喧嘩することも多く、1929年、二人は同棲を解消しました。
再びモデルと交際…!
キキと別れて数か月後、マン・レイはリー・ミラーと出会います。
リーは『ヴォーグ』誌のモデルをしたこともある知的で美しいアメリカ人女性。写真家を目指していた彼女は、マン・レイの助手兼モデルとなり恋人にもなります。
リーは「ソラリゼーション」という露光過度の状態を効果として使う写真技法を発見。マン・レイも、この技法で多くの作品を生み出します。
魅力的なリーは男性にモテモテで、ジャン・コクトーの映画にも出演。