2021年8月9日 19:30
コン・ユ、パク・ボゴムの『SEOBOK/ソボク』に学ぶ、運命の人と幸運を掴めるヒント
なんとか逃げ抜くも2人だけになってしまい、危機的な状況で衝突を繰り返しながら、徐々に心が通い合っていきます。しかし、ソボクを手に入れようと、闇の組織の追跡はさらに激化。死ぬことのないクローン・ソボクと、死から逃れられないギホン。対極の定めを生きるふたりが、おたがいのために宿命に抗っていく姿が描かれています。
SFエンターテインメントでありながら、ロードムービーとしてのエッセンスもある今作。ハードな設定ながら、そこからは、良い出会いを求める女性の生き方についても、ヒントを得ることができるのです。
左:ギホンにソボクの輸送を命じたアン部長役のチョ・ウジン。右:コン・ユとは「トッケビ」に続く共演。
元情報局エージェント・ギホン役を演じるのは、韓国初のゾンビ映画として大ヒットした『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017年日本公開)や『82年生まれ、キム・ジヨン』(2020年日本公開)など、出演作を必ずヒットに導く、韓国映画界を代表するトップスターのコン・ユさん。筆者がとくにコン・ユさんの作品で大好きなのは、アジアで一大旋風を巻き起こしたドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々~』(2016年)