2021年8月17日 20:10
令和の『漂流教室』!? 勇気ある演出も話題、青春SFアニメ『Sonny Boy』
挑戦するのは、言語化しにくいものを言葉にせずに表現すること。
「例えば“悲しい”という感情一つとっても、実は一言で表せるほどシンプルじゃない。登場人物の外見も一見テンプレート的でわかりやすいんですが、中身は乖離していたり倒錯していたりする部分も。そこに奥深さや共感が生まれるんじゃないかと」
注目は銀杏BOYZ書き下ろしの主題歌。ほかにも楽曲制作には、ミツメやtoeなど豪華な顔ぶれが。
「好きだから主題歌を銀杏BOYZにお願いしたい、って最初はおこがましい気がして(笑)。でも、スタッフに相談したら『受けてもらえるかどうかは別だけど、好きならお願いしたらいいじゃん』と言ってくれたので、思い切ってオファーしたら、快諾していただけました」
「少年少女」を初めて聴いた感想は。
「ど真ん中を突いてくれるぴったりの曲でした。
峯田和伸さんをはじめにアーティストのみなさんは感受性が豊かで、むしろ自分が“この話って、こうだったんだ”と気づかされたりも。原作がないからこその醍醐味を感じました」
最後に、どんな人に見てもらいたいか尋ねると。
「中高生と、中高生を経験してきた全員ですね。とにかく今っぽいアニメじゃないということに尽きます。