2021年8月13日 19:10
ドレスのビーズ一つで命取りに!? 『オペラ座の怪人』衣裳スタッフのプロの技
そのため、一つの衣裳を複数キャストが着回せるよう複数のホックを付け、いろんな体型に対応。写真のピンクとブルーのドレスは、「マスカレード」の場面のクリスティーヌのもの。衣裳部屋にあるミシンは必ず糸がかけてあり、不測の事態が起きた時すぐに縫えるようにしている。
【本番!】
写真・荒井 健
作品で使用される衣裳の数々。なかには重さが約7kgもあるドレスも。
衣裳デザイン画。日本初演時、この絵を元に衣裳が製作された。
衣裳部屋は床山部屋の並び。
劇団四季 ミュージカル『オペラ座の怪人』
19世紀半ばのパリ。オペラ座に隠れ住む怪人(=ファントム)と、彼がその才能を見初めた歌姫クリスティーヌをめぐる壮大なラブストーリー。現在、清水建設ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[秋]にて上演中。2022年1月10日千秋楽。
写真・阿部章仁
村上佳穗さん劇団四季 舞台美術部 衣裳所属『オペラ座の怪人』衣裳チーフ。幼い頃に舞台衣裳の仕事に憧れ、服飾の学校へ進学。在学中から小劇場の衣裳を手がけ、卒業後に専門学校を経て現職。入団8年目。
※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
(by anan編集部)
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