2021年9月25日 20:40
鷲尾真知子「舵を切るタイミングに早い遅いはない」 40歳からの第二の俳優人生
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは俳優の鷲尾真知子さん。鷲尾さんが長く所属した劇団を辞めたのは、40歳のとき!!第3回は新しい人生に踏み出したときのお話と、仕事のやりがいについてお聞きしました。
新しい出会いは、いくつになっても可能です。
私が40歳で劇団を退団したのは、新しいことがしたい、新しいものと出合いたいという好奇心に従ってのことでした。幸運なことに、すぐに野田秀樹さんの『から騒ぎ』という舞台からお声がけいただき、初めて、自分が所属していた劇団以外のカンパニーに足を踏み入れましたが、そこは、私が積み重ねてきたものとは違うことだらけの世界でした!稽古場で感じる厳しさ、楽しさのすべてが初体験で、長く忘れていた芝居の楽しさを思い出すことができた。そこから、私の第二の俳優人生が始まりました。
今20代の方からすると、40歳で新しいことを始めるなんて無謀…って思いますよね?でも、歳を重ねた私からすると、舵を切るタイミングに早い遅いはない。
人間は好奇心があり、それは年齢を重ねても、本質的には変わらないと思っています。求め続けている限り、いくつになっても新しい出会いはやってきます。