2021年9月27日 21:10
サンリオが60年以上愛されてきた理由がわかる!? “カワイイ文化”展覧会
ハローキティ、ポムポムプリン、シナモロール……どんなときも心を温かくしてくれるサンリオのキャラクターたち。彼らはどこから来て、なぜ誰からも愛されるのだろう?サンリオ創立60年の歴史をたどりながら、『サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化 60年史』ではその秘密に迫る。
「サンリオの歴史は日本のファンシー文化の歴史。そして日本が世界に発信するサブカルチャー、“カワイイ”文化がどのように発展していったかという歴史でもあります」とサンリオ展製作委員会の高桑秀樹さん。
会場には当時のグッズや貴重な手描きの原画など800点あまりが勢揃い。1960年代に人気を博した「いちご」シリーズに始まり、最初期のオリジナルキャラクター、パティ&ジミーなど人気者を中心に、誕生秘話や知る人ぞ知る設定ストーリーを紹介。懐かしいキャラやマイナーなキャラも登場し、スケッチや時代背景をもとにキャラクターデザインの特徴を掘り下げる。海外にも広がったハローキティブームをデザインから読み解く試みにも注目だ。
「大人の目線で当時のキャラクターやグッズを考察すると、子どもの頃には気づかなかった発見があるのでは。制作側の裏事情的な要素も含めて楽しんでいただけたら」