2021年10月6日 19:30
デヴィッド・ボウイの真実…成功の裏に抱えていた苦悩と家族との葛藤
映画にもボウイが受けた日本の影響は取り入れている
『スターダスト』のガブリエル・レンジ監督
―ありがとうございます!ちなみに、劇中では浴衣のようなものを羽織っていらっしゃいましたが、着てみていかがでしたか?
ジョニーさんほかの衣装もすべて気に入っていましたが、なかでもあの衣装はすごく着心地がよくて解放感があったので大好きな1着でしたね。俳優という仕事がおもしろいと思うのは、服を着ることで他人の人生を経験することができるところ。今回も素晴らしいドレスから女性用のブラウス、ヒール、そして日本の衣装までいろいろな服を着ることができました。
それらを身につけているだけで、その人物が何をどう感じていたのかが肉体を通して感覚的に理解することができますからね。そういう意味でも、今回の衣装はどれも着るのが楽しいものばかりでした。―監督は演出するうえで、意識していたことがあれば、教えてください。
監督確かに、当時の彼は熱狂的に歌舞伎にハマっていたこともあるくらいですからね。日本からは大きな影響を受けていたと思います。
それは今回の映画のなかにも、取り入れているので注目していただきたいです。
決められた物差しで自分を測らないのが魅力
―劇中で、記者が本人に「デヴィッド・ボウイとは何者か?」