2021年10月15日 20:00
升毅「まだ悲しみとの距離が全然取れていない」急逝した監督への特別な思い
升さんにとっては転機のひとつになったと思いますが、そこで新たに見えたものもあったのでしょうか。
升さん本当に、まったく違う世界が見えましたね。というのも、それまでやってきたことを間違っていると自分では思っていなかったですし、これからもそのスタンスで続けて行く予定でしたから。でも、佐々部監督と出会ったことで、60歳にしていままでやったことのない演技の仕方に挑戦することになりました。
結果的にそれがいまにも、そしてこれから先にもつながっているので、そういったものをいただけてよかったなと。俳優としても、人としてもいい感じに歳を重ねられるようになったので、そのきっかけをくださったことには感謝しかないです。
イケオジの先に、何かいいものを見つけていきたい
―最近は、「イケオジ」としても注目を集めていますよね。ご自身ではこういう形で人気が出ることを想像されていましたか?
升さんまず確認したいのは、「イケオジ」って「イケてるおじさん」ということですよね?パッと見はおじさんに見えているかもしれないですけど、僕はもう65歳のおじいさんですよ。
だから、本当は「イケおじい」なんじゃないかなと思ったり(笑)。