くらし情報『『呪術廻戦』『オッドタクシー』も…なぜエンタメ界は“渋谷”に惹かれるのか?』

2021年11月14日 17:10

『呪術廻戦』『オッドタクシー』も…なぜエンタメ界は“渋谷”に惹かれるのか?

そういう入れ替え可能なメディアだからこそ、どんな物語の作品にも取り入れやすいのではないでしょうか」

訪れた人々の記憶がこの街を形作っている。
15年に公開されたヒット作『バケモノの子』はもちろん、今年話題となった『呪術廻戦』や『オッドタクシー』ではコロナ以前の渋谷のにぎわいが描かれているのも特徴で、いま見るとノスタルジーすら感じてしまう。

「『呪術廻戦』で描かれた“渋谷事変”の舞台となる’18年は、オリンピックを控えた東京が再開発を最も頑張っていた時代です。『オッドタクシー』ではハロウィンの仮装やアイドルのライブなど、人が集まって楽しめる時代を描いていて。また、今年の夏にリリースされた『新すばらしきこのせかい』ではスクランブル交差点が舞台の象徴になっています。ゲームの中ではとにかく渋谷にたくさん人がいて、その雑踏の中で物語が展開されていくのですが、これは物理的に人が集まれなくなった渋谷をゲーム空間として体感できるようになっているんじゃないかなと。『バーチャル渋谷』に参加した時にも感じたのですが、渋谷は実際に訪れた人やこの街に憧れる人の“空間記憶”によって成り立っていると思うんです。その記憶の内容は人それぞれ違うけれど、なぜかみんなが渋谷への幻想を共有できてしまう。

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