2022年1月12日 19:40
頼みごとは「私」を主語に? 人間関係が上手くいく“伝え方”のコツ
要望は、ゴールを明確にする
「相手に何かをお願いするときや、要望を伝えたいときの鉄則は、遠慮せず、曖昧にしないこと」だと大野さん。「相手を気遣うあまり回りくどい表現になったり、選択肢を与えたほうがなんとなく親切なような気がしますが、それがかえって混乱を招いて相手を困らせ、結果的に自分の首を絞めることに。要望が決まっているのであれば、いつまでに、どうしてほしいのか、希望は何なのかを明確かつ穏やかに伝えましょう」。その際、難しければ相談してほしい旨を添えると、相手も都合や希望を伝えやすくなる。また、時間の概念は人によりさまざまなので、明確にしておきたいポイント。「あとで」が10分後の人もいれば、数日後の人もいるので、きちんと伝えることでトラブルを防止できるのだとか。
相手のいいところを認めて、褒める
「人は褒められると相手に承認されたという意識が働き、相手のことも尊重するようになります。お互いを承認し合う行為は、人間関係を築くうえでとても大切。それだけで関係性が深まり、ものごとが円滑に進みます」(大野さん)。仕事などで相手が結果を出せていない場合、褒めるところがないと勘違いしがちだが、成果に対しての承認でなく「ありがとう」