くらし情報『サカナクション・山口一郎「クラスの1人か2人に深く刺さるものを作っていきたい」』

2022年4月3日 20:10

サカナクション・山口一郎「クラスの1人か2人に深く刺さるものを作っていきたい」

「僕らはリリースにすごく時間がかかるバンドなので、コロナ禍を集約した作品を一枚出すとしたら何年もかかっちゃう。だから2つの期間に分けて曲を作り、それを適応=アダプトと応用=アプライという2つのアルバムにして、それプラスツアーやオンラインライブをやる。アルバムというものがマーチャンダイジング化していることも鑑みて、一枚で完結させるのではなく、プロジェクト全体の流れの中で表現していくことが重要だと思ったんです」

インスタライブで多くのファンと対話をしたことも参考になった。

「僕がミュージシャンになってから離れていたような社会と触れ合えたし、有意義な議論ができました。例えばクラスの半数以上に知ってもらいたいのであればそういったファンとの関係性の築き方は難しいかもしれないですが、僕らはクラスの1人か2人に深く刺さるものを作っていきたいと思っているので、その距離感がしっくりきた。流行り廃りのスピードもより速くなっているので、今すぐ愛されるものより、結果的にどれだけ長く愛してもらえるかが鍵になっていくと思っています」
「サカナクションは薬に例えるとじわじわ効いてくる漢方薬のようなもの」と笑う。

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