2022年5月3日 20:00
連続殺人鬼に初挑戦の阿部サダヲ「岡田健史くんは予測不能でおもしろい人」
くらいは言った気がします(笑)。でも、その1回きりなので、もう少し話しかければよかったなとは思いました。
人を操るよりも、操られるほうが楽に感じる
―それは次回の共演に持ち越しですね。完成した作品をご覧になったとき、気になるシーンなどはありましたか?
阿部さん岡田くんが外で動いている様子を見るのは初めてだったので、まずはそれが楽しみでした。自分のシーンでいうと冒頭のほうにレコードを聞きながら紅茶を飲んでいるところがありますが、撮影のときは「クラシックっぽい曲が流れます」とだけ言われていたんです。
でも、監督が榛村のテーマソングを作ってくださっていたので、曲が流れた瞬間にしびれたというか、ゾクっとしました。『Mr. ビーン』のオープニングくらいでしか、聞いたことのないような曲でしたから(笑)。すごくうれしかったのもありますし、かっこいい曲だったので、監督にお願いしてすぐに曲のデータをいただいたほどです。
―今回は、人を巧みに操る話術や表情というのは、事前に研究されたりしたのでしょうか。
阿部さん榛村としては自然にしていることなので、どうすれば操れるかというのを意図的に考えていたわけではありません。